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東京同窓会の垂れ幕をリニューアルしました

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東京同窓会の主役の一つでもある舞台上の垂れ幕は、平成15年長岡中学・長岡高校東京同窓会の当番幹事学年だった昭和47年卒の人たちが彼らの企画として製作したものです。

当初、1日限りのものとして紙で製作されました。
描かれている絵は懐かしい郷愁を感じさせるもので長高時代の「春、夏、秋、冬」の学校生活が描かれています。

春、難関を突破して入学に心弾む制服姿の男子学生と女子学生
男子は学生帽、女子はネクタイ着用が義務づけられました。
夏、暑い日差しの照りつける中、
通学で使っていた麦わら帽子で運動部の試合を応援する長高生、
中央、応援団部員による応援歌練習風景、
秋、読書の秋、食欲の秋
冬、体育の授業で長靴を履き、スキー、ストック(懐かしい竹製です)を担いで
雪道を行進しながらお山(悠久山)まで歩いて行きました。

当時、男子の履物は下駄、校内では裸足(昭和30年代の学生)、冬でも裸足の男子学生は賞賛されました。女子は室内履きが許可されました。

背景は古い木造校舎の全景、正面には校章の三つ葉柏と丸いドーム状の体育館が描かれています。

この垂れ幕は3メートルx10メートルの大きさで、平成15年から平成24年まで毎年4月の東京同窓会・会場に飾られ、東京同窓会の象徴としての役割を担っています。

平成24年に当時の東京支部役員、平成24年度(昭和56年卒)、平成25年度(昭和57年卒)当番幹事団と協議の後、布製の垂れ幕を作ることを決定しリニューアルの運びとなりました。
布製の垂れ幕は折りたたみやすく、たたみ皺が少なく、軽く、保管も簡単でありスーツケースにいれて持ち運ぶことができます。

画の作者は昭和47年卒諸橋精光氏(千手観音千蔵院住職)、デザインは高橋和弘氏(デザイン ワークK2)で、版権は両氏が所持しています。

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平成24年度東京同窓会「和・輪・話~すべてがここから」リポート

昨年に引続き今年も会場で同窓生の皆様にインタビューして生の声をお聞きしました。
今年度のテーマである「長岡花火」については皆様に一言触れていただき、それぞれの卒業年次や個人の関心あるテーマに沿って楽しいお話を聞くことができました。

柳和久さん

柳和久さん 昭和44年卒/長高同窓会副会長

好きな長岡の花火は?
やはり長く続く花火がいい花火だと思います。
どういうカラーでもいいんだけど、長く続いていくことが大事ですね。
同窓会ではどういうお仕事をしていますか?
副会長は何人かいて、仕事を分担しています。
私は、会報の編集委員長をやっています。毎年2回編集しているので、いろいろな人の情報が集まってきますね。
同窓会のお仕事をしていて良かったことは何ですか?
やはり「社会で認められている方」が会報に執筆されることで、ものすごく発見があるし、誇りを持てる気がします。
長岡高校は広いな、ということを感じますね。
まだ同窓会に参加したことのない方へメッセージをお願いします。
集まって何があるのかという気持ちで来るよりも、同窓会に来たら自分で何か情報を発信しようという気持ちでくると面白いと思います。
行ったら面白いことがある、ではなくて、自分の存在をアピールするくらいのことをやってほしいな。それが願いです。

井村春枝さん

阿部良明さん

井村春枝さん、阿部良明さん 昭和46年卒

東京同窓会には、いつも参加されていますか?
(阿部さん)今回、7回目の参加なんです。最初に参加したのは、40歳の時で、その時ちょうど船で同窓会をやっていました。50歳の幹事年を挟んで5回参加して、今回久々に60歳の記念ということで参加しました。

(井村さん)私もほとんど同じです。幹事年の頃、初めて誘われて参加して、今回は久しぶりの参加です。
60歳になって参加された気持ちは?
(阿部さん)やはり、先が見えてきたかなという寂しさもあって、この世で何かやっとかないという気持ちです。特に、同窓会は先輩が多いんで、まぁ60歳といってもまだ小僧みたいなもんですけどね(笑)。
(井村さん)40代や50代の現役の時よりは、「望郷の念」というかある種の懐かしさみたいなものが身近な感じになっていますね。
好きな長岡花火は?
(阿部さん)「フェニックス」はシンボル性があるし、「天地人」も見応えがあります。
それと比べて、「三尺玉」もちょっと遠くで上がる分ね、小さく見えるけど、素直にいいなと思います。どれがいいというのは、あまり気にならない。あと「ナイヤガラ」もありますね。
(井村さん)実は、20年ぐらい見ていません。あまりに進化していて、今回の同窓会での映像を見てびっくりしました。
まだ同窓会に参加されたことのない方へメッセージをお願いします。
(井村さん)すごく気軽に来てみるといいと思います。そうすると、まるで実家やふるさとへ帰ったような気持ちになれます。大人になってから責任とかいろいろありますが、そういう責任がなかった10代に、一瞬戻れるのがいいですね。

高橋和弘さん

高橋和弘さん 昭和47年卒

自己紹介をお願いします。
現役時代は、バスケットボール部でした。
東京同窓会には、いつも参加されますか。
昔は、知らなかったんですが、50歳の節目に幹事をしたのを機会に参加するようになりました。たまたま私は、みんなが集まりやすい場所に住んでいたし、仕事が広告関連でこういうイベントには近い領域をやっているという縁もあって、参加するようになりました。
後ろの垂れ幕を作られたのが高橋さんの年度の方たちということですが……。
私の同期にプリンスホテルの関係者がいる縁で、新高輪プリンスホテルで同窓会を開くようになりました。前の同窓会会場よりも結構大きいところで開催となったので、大きく目立つ垂れ幕を作ることにしました。
たまたま同期にお寺で絵師の諸橋精光君がいたので、3年間の思い出を春夏秋冬に表して、彼に依頼しました。レトロな懐かしさを強調したデザインです。
私の卒業年度から少し先に制服がなくなっています。当時私も下駄を履いていたので、この垂れ幕は自然な感じに見えます。
本当は、私たちの幹事年のためだけに作ったんで、捨てる予定だったんですが、いろいろあってリーダーが持ち帰ることになりました。次の代も垂れ幕を使いたいということになり、今も残っているわけです。高橋和弘さんと垂れ幕

松田(森岡)奈緒子さん、大和(山崎)章子さん、清水(西村)まやさん 昭和53年卒

好きな長岡花火は?
(松田さん)しばらく見ていなかったのですが、一昨年・昨年と集まって見させてもらいました。「フェニックス」ですね。素晴らしいと思いました、感動しました。
(大和さん)私も「フェニックス」ですね。
(志村さん)私は、「ナイヤガラ」です。
同窓会の魅力は?
(松田さん)同級生と会う機会は、あるんですけど、いろいろな学年の人たちと再会させていただく機会というのは、この場だけですね。
こういうチャンスを与えていただいて感謝しています。
(大和さん)私は、すごく久しぶりに校歌を歌って、すごくうれしかったですね。たまにはいいですね。
(志村さん)同じ学年でも全然付き合いがなかった人と新たに同じ学校だったということで親しくなったり、こんなに近くに住んでいたんだということで交流が深められたりといった感じで、「今までの関係+α」で新しい関係ができるというのがいいところだと思います。

長岡正志さん

西村典子さん

長岡正志さん、西村典子さん 昭和55年卒

自己紹介をお願いします。
(長岡さん)昭和55年卒業の長岡正志です。在学当時は、地学部と物理学部に入っていました。
(西村さん)同じく昭和55年卒業の西村(旧姓:皆川)典子です。野球部のマネージャーをやっていました。
同窓会にはいつも参加されていますか?
(長岡さん)私は、20代から参加させてもらっていまして、いつも楽しみにしています。
(西村さん)去年、幹事年で参加させてもらって、感動して今年も参加させてもらいました。
昨年は幹事年ということでご苦労されたことなど教えてください。
(長岡さん)私は、昨年司会者をさせてもらいまして、直前まで地震の影響で開催が危ぶまれました。
最後、いろいろと心配しつつも皆様の熱意で参加にこぎつけました。その部分が一番大変だったかな、と思います。
それから、当日も午前中地震があったので、先輩方に迷惑をかけないような司会をするのが大変でしたね。
(西村さん)私は、受付を担当しましたが、全体的な苦労というと地震の影響で、「どのようにやっていこうかな」、とみんなで考えたことが大変でしたね。当日までいろいろと細々としたことは大変でしたが、振りかえってみると、とてもみんなと一緒にできて楽しかったな、と思っています。
当番幹事年についてどうお感じになりますか?
(長岡さん)50歳になって、東京同志会の幹事団を組むというこのシステムを作り上げた先輩方に感謝や尊敬の念を持ちます。いいシステムを作っていただいたんだな、と思います。この後、続く幹事団もそう思うはずです。
(西村さん)私も30何年ぶりに会えたことも感動しましたし、みんなで一つのことをやり遂げるというのが仕事ではなく、学校でもなく、社会に出てからできたのがすごく楽しかったな、と思います。

廣井晃さん

廣井晃さん 昭和49年卒/復興支援ネットワーク・フェニックス代表

サークルは、何に入っていましたか?
最終的には、演劇部でした。
花火のPR・普及活動で苦労したことなど教えてください。
本当に一瞬で消える花火ですから、そこに至るまでにはいろいろなものが詰まっています。それをみなさんと共有して考えていきたいです。
映画「この空の花」のように、世界中の火薬が花火になれば、と思っていますし、そのためにも頑張りたいです。長岡から花火の火を消さないように、私も講習を受けさせてもらったり花火を上げていますし、去年の「三尺玉」もスイッチを押させてもらったりしました。
このようにいろいろやっていくことが地域の活性化につながっていけば、と思っています。
まだ同窓会に参加したことのない方へメッセージをお願いします。
同窓会は、「みんなの心のふるさと」です。そして、仲間がたくさんいる。なかなか出てこれない方も多いと思いますが、参加されるとまた思い出が一つ作れると思います。一生の思い出づくりに1回は参加しましょう。

梅田直人さん 昭和62年卒

自己紹介をお願いします。
陸上部で110メートルハードルをやっていました。
インターハイには出られなかったけど、県高校総体で優勝するなど、とても楽しい高校生活でした。
好きな長岡花火を教えてください。
昔から「三尺玉」は大好きですけど、最近は、やはり「フェニックス」ですね。この前の「フェニックス」も家族みんなで見ました。
つくば市に住んでいるんですが、家族4人で長岡に戻って、とても感動しました。
まだ同窓会に参加したことのない方へメッセージをお願いします。
私も今回初めて東京同窓会に参加したんですけど、とてもフレンドリーでいろいろな方とお話しできて、予想以上にいい会でしたので、みなさん是非来てください。

中嶋清香さん 平成16年卒

今回参加してみての感想は?
今回初めて参加しました。
先輩方がすごく優しくて、一人で来ても全然怖くないところなので、人脈も広がりますし是非東京にいらっしゃる方は来てみたらどうでしょうか。
好きな長岡の花火は?
やっぱり「フェニックス」ですね。
震災の復興から始まって、涙なくしては見れない、長岡が一つになれる瞬間かな、と思います。

事前の了解があるかないかに拘わらず、快くインタビューにお応え下さった方々に改めて御礼申し上げます。
インターネットを通じて同窓生の皆様の映像、写真、音声、お話の概要をお伝えし、東京同窓会の活動が更に活発化する一助になればと祈っています。

長岡中学・高校東京同窓会ITチーム一同