
歴史と伝統ある長岡中学・長岡高校同窓会東京支部の支部長という重責を担うこととなり、その責任の重さを感じるとともに、多くの先輩方が築き上げてこられた歩みを受け継ぐ使命を強く感じています。
私は、長岡高校創立100周年の昭和46年に入学しました。当時はまだ木造の講堂や校舎が残り、1年次は木造校舎で学びました。在学中には制服が廃止されるなど時代の変化を経験し、吹奏楽同好会の発足にも携わりました。同好会として始まった活動が、現在では80名を超える吹奏楽部へと成長し、北関東大会へ出場するまでになったことは、大変うれしく思っています。
また、当時は長年教壇に立たれる先生方が多くおられ、先生と生徒のつながりが深い学校でした。厳しい応援練習で第一校歌、第二校歌、そして数多くの応援歌を自分たちで起こした譜面で演奏した日々は、今でも鮮明に思い出として心に残っています。
卒業後はしばらく同窓会活動とは距離がありましたが、40歳のときに本部の同窓会総会の幹事学年として参加したことが大きな転機となりました。50歳では東京支部総会の幹事として、60歳では同期の仲間と還暦花火を打ち上げることもできました。同窓会活動を通じて、多くの同期生や旧制中学卒の先輩はじめ多くの先輩方とのご縁をいただき、人とのつながりの大切さを改めて実感しています。
総会の幹事を務めるたびに感じるのは、同期生一人ひとりの個性と多彩な才能です。それぞれが知恵を出し合い、交渉力や工夫を生かしながら懇親会を盛り上げる姿は、長岡高校の校風そのものではないかと思います。
東京支部は、昭和27年6月に第1回総会が上野松阪屋食堂で開催されて以来、70年以上にわたり、多くの先輩方の熱意とご尽力によって発展してきました。その歴史を受け継ぎながら、会場は椿山荘・東京會舘12F・東京湾クルージング客船ヴァンティアン号・白金台八方園・新高輪プリンスホテル・グランドプリンスホテル新高輪・そして京王プラザホテルを会場として、多くの同窓生が集う場を守り続けてきました。また、年々高騰する会場費などさまざまな課題にも向き合いながら、先輩方から受け継いできた総会を次の世代へつなぐため努力を重ねてまいりました。
一方で、コロナ禍を経て、人と人とのつながり方や同窓会に対する考え方も大きく変化しています。同期の幹事団を結成することが以前より難しくなるなど、東京支部も新たな時代への対応が求められています。
だからこそ、これからの同窓会は「参加してよかった」「また来たい」と感じていただける場であることが何より大切だと考えています。世代を超えた交流を深め、母校への思いを共有し、若い世代にも気軽に参加していただける開かれた長岡中学・長岡高校同窓会東京支部を目指してまいります。
長岡高校で培われた「質実剛健」と自由闊達な精神を受け継ぎながら、同窓生にとってかけがえのない交流の場であり続けるよう、役員の皆様と力を合わせて取り組んでまいります。
母校長岡高校を愛するすべての同窓生の皆様のご参加とご支援を心よりお願い申し上げます。
長岡中学・長岡高等学校東京同窓会 支部長 米山 澄泰
