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東京だけでなく全国各地で活躍中の噺家・入船亭扇辰さん。
やわらかな口調の中に落語に対する真摯なお姿が垣間見えるインタビューをどうぞ。

卒業年度は?
昭和57年度です。
現在のお仕事は?
噺家です。
大切にしているものやことは、何でしょうか。
心を込めて喋ることでしょうか。
あと洒落っ気は忘れないようにしています。
長岡高校を卒業して、よかったことはありますか?
偉大な先輩方に恵まれていることです。
長岡高校関係者で、尊敬する人はいらっしゃいますか?
尊敬というか、感謝しているのは、
故 高橋康臣さん。長陵・高橋酒造の前社長さんです。
まだ駆け出しの頃(平成七年)から、旧酒蔵で独演会を年二回開いてくださいました。
そのご人脈から仕事が増えて、なんとか喰えるようになりました。
残念ながらご逝去されましたが、ご遺族のご厚意で独演会を続けていただいております。
洒脱な風流人で、腰の低い、ご立派なかたでした。
感謝してもしきれません。
もちろん尊敬申し上げております。
これだけは、誰にも負けないと思っていることがありましたら、お聞かせください。
う~ん、なんでしょうねぇ…。
落語を丁寧に演ることでしょうか。
あと、夜更かしは得意です。
t_002入船亭 扇辰(いりふねてい せんたつ)
本名:川越 辰朗(かわごえ たつろう)。噺家であり、落語協会会員。出囃子は、「からかさ」。
九代目入船亭扇橋に入門したのち、平成14年真打ちに昇進。
平成20年の国立演芸場・花形落語会での金賞など、数々の受賞経歴の持ち主である。
東京だけでなく、新潟・長岡はもちろんのこと、全国各地で活躍中。
扇辰日和